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塗装コラム

台風前にやるべき外壁点検チェックリスト

2026年8月16日

台風のイメージ画像

「去年の台風で雨漏りしたんですが、事前に何かできたんでしょうか?」――台風シーズンが終わるたびに、こうしたご相談が寄せられます。

千葉県野田市で外壁塗装ひと筋18年、施工実績500棟以上の優建装・田中です。台風後に駆け込みで修繕を依頼されるケースのうち、実は半分以上は「台風前に外壁点検をしておけば防げた」ものです。

この記事では、台風シーズン前にご自身でできるセルフ点検のチェックリストと、プロに頼むべきタイミングをお伝えします。読み終わるころには、自宅の外壁・屋根・雨樋をセルフチェックし、補修が必要な箇所を特定できるようになります。

台風前の外壁点検セルフチェックリスト

以下のチェックリストに沿って、ご自宅の外まわりを確認してください。特別な道具は不要で、目視と手で触る確認だけで完了します。屋根には絶対に上がらないでください。屋根の確認は地上から目視するか、スマートフォンのカメラでズームして見る程度で十分です。

箇所 チェック内容 異常がある場合のリスク 確認
外壁 ひび割れ(クラック)はないか 暴風雨でひび割れから壁内に水が浸入する
塗膜の膨れ・剥がれはないか 剥がれた箇所から下地が雨水を吸収する
シーリング(目地)に割れ・隙間はないか 目地の隙間は暴風雨の横なぐりの雨に弱い
屋根 地上から見て棟板金の浮き・ズレはないか 板金が飛散し、二次被害につながる
瓦やスレートの割れ・ズレは見えないか 割れた箇所から雨水が屋根裏に浸入する
雨樋 雨樋に落ち葉・泥が詰まっていないか 詰まった雨樋はオーバーフローし外壁を傷める
雨樋の金具が外れていないか 強風で雨樋ごと飛ばされるリスク
窓・サッシ 窓枠まわりのシーリングに隙間はないか サッシ周りは暴風雨で最も雨水が入りやすい箇所
雨戸・シャッターが正常に動くか 台風時に閉められないと窓ガラスが飛来物で割れる
ベランダ 排水口が詰まっていないか 水が溜まると防水層を超えて室内に浸水する

チェックで異常が見つかった場合は、台風が来る前に補修を検討してください。特に外壁のひび割れ・シーリングの隙間・棟板金の浮きは、台風の暴風雨で一気に被害が拡大する箇所です。

▶ 外壁の劣化サインについて詳しくはこちら:外壁の劣化サイン8つ|プロの見分け方

「点検していれば防げた」台風被害の事例

事例①:シーリング切れから雨漏り

野田市のお客様から、台風通過後に「1階の窓下の壁が濡れている」とご連絡がありました。調査したところ、2階サッシ周りのシーリングが完全に切れており、暴風雨の横なぐりの雨がそこから壁の内部に浸入していました。

シーリングの切れは台風前の点検で目視で確認できる劣化です。事前に打ち替えておけば、壁内部の乾燥・補修も含めた大掛かりな修繕は不要でした。

事例②:棟板金の飛散

流山市のお客様で、台風の強風で屋根の棟板金(屋根の頂上部分を覆う金属部材)が飛ばされたケースがあります。板金を固定している釘が経年劣化で浮いていたことが原因でした。飛んだ板金が隣家の車に当たり、修理費用の問題にまで発展しました。

棟板金の釘浮きは地上からでも双眼鏡やスマートフォンのズームで確認できることがあります。少しでも浮きが見えたら、台風前にプロに点検を依頼してください。

事例③:雨樋詰まりからの外壁被害

雨樋に落ち葉が詰まっていると、大雨のときにオーバーフローした水が外壁を直接たたきます。野田市・流山市のように周辺に緑が多いエリアでは、秋に落ち葉が雨樋に溜まりやすく、そのまま台風シーズンを迎えてしまうケースが少なくありません。

雨樋の清掃は手の届く範囲であればDIYでも可能です。ただし2階の雨樋は高所作業になるため、無理をせずプロに依頼してください。

千葉県北西部の台風で特に注意すべきこと

私が施工エリアとしている野田市・流山市を含む千葉県北西部は、利根川と江戸川に挟まれた低地です。この地形には台風時に特有のリスクがあります。

①河川沿いは風が強くなりやすい
利根川・江戸川沿いは周囲に遮るものが少ないため、内陸部よりも風速が上がりやすい傾向があります。棟板金の飛散や雨樋の破損が起きやすいエリアです。

②湿度が高く、雨が止んでも乾きにくい
台風後に壁内に水が入った場合、湿度が高い地域では乾燥が遅れ、カビや木材の腐食が進みやすくなります。台風後に少しでも異変を感じたら早めの点検が重要です。

③秋台風+落ち葉の時期が重なる
9〜10月の台風シーズンと落葉の時期が重なるため、雨樋の詰まりが起きやすい時期でもあります。台風が来る前に一度雨樋を確認しておくだけで、被害リスクを大幅に下げられます。

▶ 雨漏りの前兆サインについてはこちら:雨漏りの前兆サイン5つと応急処置

▶ 関連記事:外壁ひび割れの応急処置|プロが教える手順

台風前点検をプロに頼むべきケース

セルフチェックで以下に当てはまる場合は、台風が来る前にプロの点検を受けることをおすすめします。

  • 屋根の異常が地上から確認できた(板金の浮き・瓦のズレ等)
  • 外壁に幅0.3mm以上のひび割れがある
  • シーリングの割れ・隙間が複数箇所ある
  • 前回の塗り替えから10年以上経過している
  • 前回の台風で雨漏り・浸水の経験がある

私の場合、台風前の点検は無料で対応しています。電話一本いただければ、できる限り早く現地を見に伺います。台風直前は混み合うことがあるため、8月中にご相談いただけると余裕を持って対応できます。

よくあるご質問

台風後の修理に火災保険は使えますか?

台風による風災・雨災で破損した場合、火災保険の「風災補償」が適用できる可能性があります。ただし、経年劣化による損傷は対象外です。台風前に劣化が進んでいた箇所が台風で悪化した場合、保険会社の判断で「経年劣化」とされるケースもあります。被害が出たら早めに保険会社と修理業者の両方に連絡してください。

台風シーズン中に塗り替え工事はできますか?

台風が来ている最中は当然施工できませんが、台風と台風の間の晴れた日であれば施工は可能です。ただし秋は予約が混み合う時期でもあるため、台風シーズン前(8月まで)にご相談いただくのがベストです。

台風対策として外壁塗装をする意味はありますか?

直接的な「台風対策」としてはあまり語られませんが、塗膜が健全な状態であれば外壁の防水性が保たれ、暴風雨でも壁内への浸水リスクが大幅に下がります。塗膜が劣化した状態で台風を迎えるのは、傘をささずに暴風雨の中を歩くようなものです。

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▶ 関連記事:外壁の劣化サイン8つ|プロの見分け方

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田中 優(たなか ひろ)|優建装 代表

千葉県野田市を拠点に創業18年・施工実績500棟以上。アステックペイント登録店・プレマテックス取扱許可。現地調査から施工・アフターまで代表1人が責任対応。「一棟一棟大切に」を信条に、地域密着で誠実な仕事を続けています。

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