千葉県野田市で外壁塗装業を営んでいる、優建装の田中です。創業18年、500棟以上の施工をしてきました。
「野田市で外壁塗装に使える助成金はありますか?」——このご質問は非常に多くいただきます。結論から申し上げると、2026年現在、野田市には外壁塗装専用の助成金・補助金制度はありません。流山市・柏市も同様です。ただし、条件を満たせば耐震改修補助金の枠で外壁工事が対象になるケースがあります。この記事では、各市の制度の現状を正直にお伝えしたうえで、助成金がなくても費用を抑える方法をご紹介します。
野田市・流山市・柏市の助成金・補助金の現状【2026年版】
まず、3市の制度の有無をまとめます。
| 自治体 | 外壁塗装専用の助成金 | 外壁塗装に使える可能性がある制度 | 問い合わせ先 |
|---|---|---|---|
| 野田市 | なし | 木造住宅耐震改修補助金(旧耐震基準の住宅が対象) | 都市計画課 04-7123-1193 |
| 流山市 | なし | 木造住宅耐震改修助成事業・住宅用省エネ設備補助金(窓の断熱改修が対象) | 建築住宅課 04-7150-6088 |
| 柏市 | なし | 木造住宅耐震改修補助金(旧耐震基準の住宅が対象) | 建築指導課 04-7167-1145 |
ネットでは「野田市 外壁塗装 助成金」と検索すると、あたかも助成金があるかのように見えるポータルサイトが出てきますが、実態は上記の通りです。「野田市住宅用設備等脱炭素化促進事業」という制度もありますが、これは窓の断熱改修や蓄電システムが対象で、一般的な外壁塗装には使えません。
※ 助成金・補助金の制度は年度ごとに変更される可能性があります。申請前に必ず各自治体の窓口で最新情報をご確認ください。
耐震改修補助金で外壁塗装ができるケース
3市いずれも、昭和56年5月31日以前に建てられた木造住宅(旧耐震基準)を対象に、耐震改修補助金の制度を設けています。耐震改修工事の一部として外壁の補強や塗装が含まれる場合は、補助金の対象になる可能性があります。
ただし、いくつかの条件があります。
- 耐震診断で「倒壊の恐れあり」と判定されることが前提
- 外壁塗装単体ではなく、耐震補強工事に付随する外壁工事としての申請
- 工事着工前に申請し、交付決定通知が届いてから着工する必要がある
- 市内登録業者による施工が条件の場合がある
正直に言えば、この制度で外壁塗装の費用を補える方は限られます。「昭和56年以前の木造住宅」に住んでいる方は一度自治体に相談する価値がありますが、それ以外の方は助成金に頼らない費用対策を考えるのが現実的です。
助成金なしでも費用を抑える5つの方法
助成金がないからといって、費用を抑える手段がないわけではありません。私が実際にお客様に提案している方法をご紹介します。
①外壁と屋根を同時に施工する
外壁と屋根を別々のタイミングで塗装すると、足場を2回組むことになり、足場代だけで30万〜40万円の無駄が出ます。同時施工なら足場を1回で済ませられるため、最も確実な節約方法です。野田市のお客様でも「外壁だけのつもりだったけど、足場代を聞いて屋根も一緒にやることにした」という方が多くいらっしゃいます。
②自社施工の業者を選ぶ
大手ハウスメーカーや訪問販売会社は中間マージンが20〜40%乗ります。自社施工の塗装店に直接依頼すれば、同じ工事内容でもその分安くなります。流山市のお客様で、大手の見積もり180万円に対して弊社が115万円だったケースもあります。
③塗料のグレードをコスパで選ぶ
最安のアクリル塗料ではすぐにまた塗り替えが必要になり、かえって高くつきます。長期で見たコストパフォーマンスを考えると、シリコン塗料(10年耐久・75万円〜)かフッ素塗料(15年耐久・98万円〜)が無駄のない選択です。野田市の費用相場ガイドでグレード別の費用を比較できます。
④追加費用が出ない業者を選ぶ
見積もり段階で工事範囲を全て明記し、「見積もり=最終金額」を約束できる業者を選びましょう。追加費用が発生すると、助成金1回分以上の出費になることもあります。弊社では見積もりに全項目を数量で記載し、追加費用ゼロでお受けしています。
⑤相見積もりで適正価格を確認する
3社から見積もりを取り、金額だけでなく工事内容を比較してください。助成金の10万円を探すより、相見積もりで工事内容と金額の妥当性を確認するほうが、結果的に大きな節約になります。
火災保険が使えるケースもある
台風や強風で外壁が破損した場合は、火災保険の「風災補償」で修繕費が下りるケースがあります。経年劣化は対象外ですが、春日部市のお客様で台風後の外壁破損を火災保険で修繕し、30万円以上の保険金が下りた事例があります。
被害が出たら早めに写真を撮り、保険会社に連絡してください。申請には被害状況の写真と業者の見積書が必要です。塗装業者に相談すれば、保険申請用の見積書を作成することも可能です。
よくあるご質問
助成金がある自治体に引っ越してから塗装したほうがお得ですか?
現実的ではありません。引っ越し費用のほうが助成金より高くつきますし、助成金があっても上限は10万〜30万円程度です。今お住まいのエリアで費用を抑える工夫をするほうが賢明です。
助成金は毎年申請できますか?
同じ工事に対して複数回の申請はできません。また、年度ごとに予算が設定されているため、予算に達した時点で受付が終了します。耐震改修補助金の利用を検討する場合は、年度初めの早い時期に相談することをおすすめします。
国の「みらいエコ住宅2026事業」は外壁塗装に使えますか?
「みらいエコ住宅2026事業」は窓の断熱改修や高効率給湯器の導入が対象で、一般的な外壁塗装は対象外です。ただし、断熱リフォームと同時に外壁工事を行う場合は条件次第で対象になる可能性もあるため、申請窓口に確認してみてください。
田中 優(たなか ひろ)|優建装 代表
千葉県野田市を拠点に創業18年・施工実績500棟以上。アステックペイント登録店・プレマテックス取扱許可。現地調査から施工・アフターまで代表1人が責任対応。「一棟一棟大切に」を信条に、地域密着で誠実な仕事を続けています。
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